レースレポート
2023.12.22
2023 MFJカップJP250選手権 第5戦 岡山国際サーキット(岡山)
レース名 | 2023 MFJカップJP250選手権 第5戦 |
---|---|
開催日 | 2023年9月23日(土) |
開催場所 | 岡山国際サーキット(岡山県) |
国内最後の全日本併催JP250レースとなった。第4戦のオートポリスに参戦できず、最終戦の鈴鹿も見送ることが確定しており、これにより今シーズンのVesrahRacingは全日本併催JP250から早くも幕を閉じることとなりました。シーズン開幕以来、全てのレースで優勝を果たしてきた荻原羚大選手を擁するVesrahRacing TEC2&YSS チーム。初めて挑む岡山国際サーキットにおいて、コース攻略は果たしてどうなるのでしょうか。
走行初日、特別スポーツ走行
第4戦のオートポリスを欠場するという事態に見舞われ、年間ランキング争いでは不利な状況に追い込まれましたが、どんな状況でも追い求めるのは明確な目標、それは年間チャンピオンです。特別スポーツ走行の前日からサーキットに入り、練習走行を積み重ねました。荻原選手の見事なコース攻略は素晴らしく、金曜日の特別スポーツ走行でもコースに慣れたベテランたちやランキング上位のライダーたちと肩を並べ、激しいポジション争いが繰り広げられました。
予選
土曜日、予選と決勝が同日に行われるワンデーレース。前夜に雨が降りましたが、天候は晴れ。路面は乾いていく中での予選で、#97荻原羚大選手は午前9時から行われた予選でコースレコードを塗り替え、総合トップで予選を終了しました。2日間のコース攻略の成果と、TEC2&YSSによるマシンセットの結果がポールポジションを勝ち取ることにつながりました。午後の決勝レースに向けて、ライダーは心身を休めつつ、集中力を保ちます。
決勝。2023年JP250最終レースに挑む
午後3時過ぎの決勝。ポールポジションからスタートし、しばらく上位グループは激しいバトルに巻き込まれます。冷静にレースを進める15歳の荻原選手は堅実なポジションキープで、予選上位3台によるトップグループが形成されます。激しい順位の入れ替えがラストラップまで続く中、見ている者は興奮の連続。その中で冷静に最後の最後まで前を見据えていた荻原選手。最終ラップ、最終コーナーで2位から立ち上がり、3台がもつれるようにホームストレートで加速し、横並びでチェッカーフラッグを迎えました。ピットロードのサインエリアからは勝者がはっきりしないほどの接戦!モニターに映し出された結果は…2位と100分の1秒差での優勝! 3位までの差は100分の3秒という大接戦で、チームは歓喜に包まれました。
「最終コーナーの位置取りは狙い通りだったけど、最後の最後までわからなかった」と語る荻原選手。「今年は国内で出られるレースは全部優勝したい。その上でチャンピオンが取れれば、と思うけど、最終戦はタレントカップのスケジュールもあり出られないから…」「ランキング2位との差は微妙でチャンピオンは難しくなったけど、今年JPに挑戦させてくれたVesrahさん、全力サポートしてくれたTEC2さんとYSSさんのおかげで出場した4レース全勝できました。ありがとうございました」と述べたのは荻原羚大選手。ベスラブレーキパッドは優れたコントロール性と安定性で貢献しました。アジアタレントカップ後半戦での更なる活躍に期待しましょう!
手に汗握る岡山ラウンドはmotoバトルLIVEで、ご覧ください。